【ヒプマイ感想】漫画「-Before the Battle- The Dirty Dawg」第4話:とうとう出会った二人。左馬刻様、早く一郎を笑わせてあげて。

2019-03-26ヒプノシスマイク

こんにちは。アラサーになってもやる気スイッチが見つかりません。すと子です。

さて、前回寂雷先生の衝撃の過去が明らかになった、「ヒプノシスマイク -Before the Battle- The Dirty Dawg」(講談社刊「少年マガジンエッジ」掲載)。その第4話を読んだので、つらりつらりと感想を述べていきます。

 

「ヒプノシスマイク -Before the Battle- The Dirty Dawg」track-4・表紙
(「ヒプノシスマイク -Before the Battle- The Dirty Dawg」track-4・表紙。「少年マガジンエッジ」2019年4月号より)

 

前回の感想記事はこちら↓
【ヒプマイ感想】漫画「-Before the Battle- The Dirty Dawg」第3話:寂雷の意外すぎる過去! 先生推しの人、色んな意味で息してる?

過去の感想記事はこちら↓
ヒプノシスマイク感想記事一覧

 

先生が元殺し屋だったという事実にファンが騒然・混乱・発狂してから、すでに一ヶ月が経ちました。

何はともあれ、第3話にて寂雷が乱数と出会ったことで、TDDの四人全員がヒプノシスマイクを手にすることになりました。そして今回! 敵同士という形ですが、とうとう一郎と左馬刻が対面しましたねー。

「side B.B & M.T.C」第2話(感想記事はこちら)、及びシンジュク優勝記念CD収録のドラマ・トラック「証言」に登場していた、とばり兄弟という新キャラも出てきました。公式は今後、漫画版とドラマ・トラックを、世界観の一致したひとつのシナリオとして、どんどん絡めていくつもりなんでしょうね。

 

前回までのあらすじ

《言の葉党》のクーデターにより女性主導の政権が誕生し、武力による戦争が根絶された世界。(第1話)

国内は、女性のみが居住を許され、かつそこで政治が行われる「中王区」と「それ以外」とに分けられ、男たちはヒプノシスマイクを使って「それ以外」の領土をかけて争い合っていた。

イケブクロ・ディビジョンを二分する巨大勢力、「天国ヘノ階段」「Mad Comic Dialogue(マッド・コミック・ダイアログ)」は不戦協定を結んでいたが、「天国ヘノ階段」のリーダー・紫藤百舌九が掟を破り、部下の山田一郎が率いる「Naughty Busters(ノーティー・バスターズ)」を使って領土拡大を図る。領土を奪われた「Mad Comic Dialogue」のリーダー・碧棺左馬刻は激昂し、「Naughty Busters」を迎え撃つことに。(第2話)

一方、某国の野戦病院で医療に従事する医師・神宮寺寂雷は、ある日反乱軍に病院を占領される。殺し屋時代の戦闘能力を駆使して反乱軍に抵抗するも、ヒプノシスマイクを用いた相手の攻撃を前にしては為す術もなかった。その時、非凡なラップスキルを持つ飴村乱数が現われ、彼一人の力で反乱軍は鎮圧される。ヒプノシスマイクの威力を痛感させられた寂雷は、自分にラップを教えてくれるよう、乱数に請願する。(第3話)

 

白膠木簓と銃兎のキャラが、なんとなくカブる

本作も第4話を迎え、TDDメンバー以外のキャラの性格がより詳しく描かれるようになりました。一郎の相方・波羅夷はらい空却くうこうと、左馬刻の相方・白膠木ぬるでささらのことです。

特に簓! 彼と左馬刻の絡みを見ていたら、なんだか銃兎と左馬刻の関係を彷彿させられました。

登場したて(本作第2話)の頃は、糸目の胡散臭い関西弁キャラというイメージしかなかった簓ですが、今回、下記のような印象を残してくれました。

  • 左馬刻とのシガーキス(喫煙者)
  • キレやすい(単細胞な)左馬刻の性格を熟知しつつ、彼を宥めるという常識人的な役割をもつ
  • ↑にも関わらず、左馬刻とのちょっとした口論からラップバトルに発展するという短気さも備えている

常識人的な一面を持ちながら、左馬刻の導火線の短さにも怯まない好戦的な性格。左馬刻と対等な関係を築けるほどの胆力。

これ、ほぼ銃兎じゃない?

関西弁の銃兎やん。スーツ姿にネクタイ着けてるし。

 

「ヒプノシスマイク -Before the Battle- The Dirty Dawg」track-4・シガーキス
(銃兎と左馬刻はこれをライブで行いました。「ヒプノシスマイク -Before the Battle- The Dirty Dawg」track-4 より)

 

もっとも、この気難しい左馬刻と対等に渡り合えるキャラクター像(性格)はだいぶ限られると思うので、過去の相方(簓)と現在の相方(銃兎)が似てくるのも無理はないかなーと思います。

さらに簓には、クソ寒い親父ギャグをかましてしまうというお茶目な一面があります。簓のギャグをかまされれば、左馬刻も毒気を抜かれる様子。こういう、あえて場の空気を読まない爆弾をぶっこむ無邪気さなんかは、理鶯に若干似てなくもないなーと(理鶯のは完全に天然モノですが)。

 

こうして考えると、簓と訣別し、TDDも解散した後に、左馬刻が銃兎と出会い、さらには理鶯をチームに引き入れることができて良かったと思います。世話焼きな性格ながら、左馬刻に怯まずに対等にキレてくれる銃兎。けど二人だけじゃピリピリしちゃうから、空気に風穴を開けてくれる理鶯がいて。

左馬刻様の精神安定剤になり得る人間たちに彼が出会えて、本当に良かった(泣)

簓はこれらの役割を一人で担っていたんですねー。ドラマ・トラック「Me Against The World」を聞くに、現在軸の左馬刻は簓に対して相当強い怒りを抱いているようですが、いったいこの二人に何があったのか。第4話を読んだ限りでは、イケブクロの巨大勢力にのし上がるまで二人で頑張ってきた相棒っぽいのに。

 

「Me Against The World」

 

過去編の山田一郎は、欲求不満を絵に描いたよう

左馬刻はキレやすいし怖いし、一見難しそうな性格に見えるけど、一度懐いた相手に対してはとことん心を許すタイプの人間だと思います。現に、本作では簓を長年の相棒として完全に信頼している風だし、現在軸でもM.T.Cの他二人と、なんだかんだで凄く仲が良い。

一方、一郎は相方の空却といても、心から楽しんでいないような感じがします。空却とバトル勝利後の祝杯(コーラ)をあげているけど、笑顔が大人しい。

 

いや、空却が悪いわけじゃないんです。騙し討ちに等しいやり方で「Mad Comic Dialogue」の領土を奪い、左馬刻らを追い詰めようとする、百舌九のやり方が気に食わないんですよね、一郎は。

そして、ただでさえ気に食わない戦法で攻めている上に、どいつもこいつも弱すぎて、一郎の力が遺憾なく発揮できるレベルの好敵手に出会えない。心から熱くなれるバトルができない。

 

恐らくTDD結成前の一郎って、自分が「HAHAHA」と笑える人間であるということに、まだ気付いていないんだと思います。児童養護施設には居場所がないし(というか自分から遠ざけている)、大事な弟たちからは軽蔑されているし、外では窮屈な組織の力関係に縛られているし、真正面からラップスキルをぶつけ合える相手にも出会えない。

フラストレーションの塊になっても仕方ない。

 

これが、(最初は敵として)左馬刻と出会って、初めて自分の全力をぶつけて受け止めてもらえて、さらに一郎を縛る百舌九の支配からも脱け出させてもらえて、自分と同等かそれ以上のMCたちとチームを組んで……そうしてようやく、一郎は心から笑えるようになるのかな、と思います。

 

「ヒプノシスマイク -Before the Battle- The Dirty Dawg」track-4
(この出会いが笑顔への第一歩になってほしい。「ヒプノシスマイク -Before the Battle- The Dirty Dawg」track-4 より)

 

その点で言うと、百舌九を軽蔑していながらバトルの流儀に一郎ほどこだわるわけでもなく、好き勝手に暴れられればそれで満足、といった様子の空却は、一郎の不満を理解はできても、彼の心を満たすことはできないんじゃないかな。

左馬刻と簓に比べて、一郎と空却の関係性はやや希薄な感じがしますね。

 

現時点で判明している、帳兄弟の歴史

「side B.B & M.T.C」での初登場の際には、左馬刻の拳で散るだけのモブキャラかと思っていたのに。まさかのCV:大塚明夫さん(兄の残星ざんせい)、中尾隆聖さん(弟の残閻ざんえんでビビッたww

さらにドラマ・トラック「証言」にて、寂雷の過去回想場面に登場し、そして今回も一郎と空却の敵キャラ(と言ってもほぼ噛ませ犬)として出てきました。

これは当初思っていた以上に、かなりの重要人物では……? ということで、現時点で判明している材料を元に、簡単ですが帳兄弟の年表を作ってみました(笑)

 

H歴2年:「Back Wild」(イケブクロ)時代

この頃は、左馬刻と簓のチーム「Mad Comic Dialogue」の傘下にいました。「Mad Comic Dialogue」が支配する領土は全部で79あるということが作中で言われていましたが、そのうちのひとつの領土を担当し、好き勝手やっていたご様子。

左馬刻から「サディスト兄弟」と異名を付けられている通り、嗜虐的な性格でやることはゲス。高すぎるみかじめ料を要求した上、支払いを拒否した相手の娘を連れさらおうとします。そこで、弱者いじめは大嫌いな一郎がぶち切れて、空却と共に、帳兄弟=「Back Wild」の持つ領土を賭けてラップバトル。

が、全くお話にならず、一郎と空却のコンボにより撃沈。

※「ヒプノシスマイク -Before the Battle- The Dirty Dawg」track-4より

 

H歴2~3年?:シブヤ時代

見事一郎と空却にボコボコにされた帳兄弟は、イケブクロにいられなくなり、シブヤに流れました。性根までは叩き直されておらず、相変わらずゲスい商売をしています(子供をさらって売っている)。

この頃にはもうTDDは結成されています。彼らの所業を知った一郎と左馬刻は、帳兄弟の根城を探すべく、シブヤのアンダーグラウンドに精通しているという乱数に相談。乱数の調べにより、松濤付近の工廠(軍需工場)跡地を拠点にしていることが判明。四人で潰しに行くことに。

TDD襲来の報を聞いても余裕をぶっこく残閻。彼の理論曰く、「力というものは、必ず量に比例する」(「証言」より)。大人数でかかれば、四人しかいないTDDに負けるはずはない。彼らを倒せたら昔の借りを返すだけでなく、自分たちの名も売れると目論みます。

しかし案の定、雑魚は何人集まっても雑魚。四人の敵ではありませんでした。ラップバトルで敵わないと悟った兄弟は、さらった子供を人質に取り、四人を脅迫……していたつもりが、乱数の幻惑系ラップのおかげで彼らの企みは崩れ去り、最後は完膚なきまでに叩きのめされました。

※ドラマ・トラック「証言」より

 

H歴3年:ヨコハマ時代

イケブクロにもシブヤにもいられなくなったためか、今度はヨコハマへ。わざわざ元ボスである左馬刻の組のシマで、違法風俗店を経営しています。

その彼らをシメるために単独で乗り込んできた左馬刻を、違法マイクで攻撃するも、左馬刻はもはやマイクを使わず、殺人パンチで二人を黙らせます。「力というものは、必ず量に比例する」という持論が、前回の戦いで否定されたため、今度は少数精鋭(二人)で立ち向かったのかもしれませんが、ラップスキルは左馬刻の足下にも及びませんでした。

※「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side B.B & M.T.C」verse-2より

 

この兄弟は何がしたいんや(笑)

いつかキーパーソンになったりするのだろうか。「証言」でも仄めかされていましたが、彼らのやってる悪どい商売のバックに中王区がいるとか。

 

感想まとめ

いやー、とうとう出会っちゃいましたね!

もうほんと、左馬刻様、早く一郎を笑わせてあげて。心置きなく全力のラップバトルをさせてあげて……。

あと、二郎と三郎って今なにやってんですか!? まだ兄ちゃんのことを悪く言っているのだろうか。そこらへんも描いてほしいですね。

すと子