【ヒプマイ感想・考察】新ディビジョンという沼~Bad Ass Temple(ナゴヤ・ディビジョン)編①~

2019-11-27ヒプノシスマイク

こんにちは。「眠るのにも体力が要る」という事実に、29歳あたりから気付いてました。すと子です。

本日11月27日、Bad Ass Temple のディビジョンCD「Bad Ass Temple Funky Sounds」が発売されましたね! 先月出た「どついたれ本舗」のCDが期待以上に良かったので、今回楽しみすぎて、朝の5時に起床し、ずーっと聴いてました。

 

 

「どついたれ本舗」の感想記事はこちら

【ヒプマイ感想・考察】新ディビジョンという沼~どついたれ本舗(オオサカ・ディビジョン)編①~
【ヒプマイ感想・考察】新ディビジョンという沼~どついたれ本舗(オオサカ・ディビジョン)編②~

 

いや普通に超好き……

まず曲が最高で3時間リピートしても飽きない中毒性があるし、ドラマ・トラック「不退転の心は撃ち砕けない」(ジョジョ思い出した)はもう密度すごくて「しゅごい……」しか言えない。一郎絡みじゃない空却自身の意外な過去とか、泣き虫十四君の成長とか、普通にためになる空却と獄さんの教えとかね。

今回の記事では、①で曲について、続く②でドラマ・トラックについての感想・考察を述べます!

 

「Bad Ass Temple Funky Sounds」

 

この曲を聴いた時に感じた高揚感。身に覚えがあると思ったら、「ココロオドル」の時の感覚と似てたわ。そしてこれ、 nobodyknows+ が手掛けた曲なんですね。プロジェクト派生曲としてじゃなくて、普通に一楽曲としてカラオケで盛り上がりそうなナンバーである。

もう中毒性がハンパないですね。ハイ(空却)→ロー(獄)→ミドル(十四)のラップの流れが堪りません。これもうただ聴いて感じて身をゆだねてほしい。高低差乱気流からのCメロ・サビでの結束が癖になる。

さらに、ドラマ・トラックでチーム結成の経緯を知った後に改めて聴くと、色々感じちゃいますね。ドラマ・トラックは、言わば空却と獄による十四への教育というか、十四くんの成長話だったのでね。

 

何が え? 何が あ? 何が えっ!?
何があってもあっても屈しない (ハハ)
打たれ弱いが心は折れん 我の言葉に酔いしれ乗れ!

※「Bad Ass Temple Funky Sounds」(十四パート)より

 

こんなん歌われたら、「立派になって……」と涙出てくるわ。

獄さんも、この曲ではだいぶはっちゃけてますね。割れたローボイス、めっちゃ好き。ソロ曲やドラマ・トラックで受けた印象とはまた別の、「大人」の良さがある。

空却は通常運転の超絶技巧で煽りラップだけど、十四は自信満々にラップできるようになって、獄さんは「気の知れたFellows 毎日のように重ねるSession」とまで歌うようになって、チーム結成した三人が相当仲良くなってからの、「Bad Ass Temple Funky Sounds」なんですよね。チーム組んでから、きっと毎日特訓してんだな。

 

波羅夷空却ソロ曲「そうぎゃらんBAM」

 

試聴時点の感想:???

本日聴いての感想:はん!!!??

歌詞を見ての感想:白目(葉山翔太さんすげー)

 

人間が歌うことを想定して作られた曲とは思えない(褒め言葉)。ちょっとスキャットマンを思い出しちゃったじゃん。

サビの歌詞↓

 

僧・伽 伽 ぎゃらん Bam!
Ssssスキャット N’ 饒舌 饒舌 Jazzy なベロ Check, チェ チェケチェケ チュワー
Watch out ぎゃらん Bam!
Ssssスキャット N’ 饒舌 饒舌 Xy な Leader kick, kickiな Kiな Killer
伽 伽 伽藍 Bam 伽 伽 伽藍Bam 伽 伽 伽藍 Bam
伽 伽 伽 伽 伽藍 Bam
伽 伽 伽藍 Bam 伽 伽 伽藍 Bam 伽 伽 伽藍 Bam…

※「そうぎゃらんBAM」より

 

この、「歌えるもんなら歌ってみろや」感、大好きだわ(笑)私ヒトカラに行ったとき、大体ヒプマイメドレーするんですが、この曲は歌える気がしないや。

葉山翔太さん、ヒプマイで初めて知ったんですが、何か歌(ラップ)やってたんですかね? Wiki見ても分からなくて(代わりに、8年間連れ添っている豚の抱き枕の話を知って萌えました)。この曲投げられて歌いこなせるってハンパねーな。

もうこれ以上は何も言えない。ただただ、葉山さん凄いし上手すぎる。

 

【2019/12/02】追記:
てっきり経験者の方かと思いきや、葉山さん、ラップ初挑戦だったらしい。教本を読んでラップの歴史から勉強されたとのことで、相当努力なさってるんですね……凄い。

こちら、白膠木簓役の岩崎諒太さんとの対談記事(livedoor NEWS)に色んな情報があったので、興味のある方にはオススメです。
必死に食らいつくのみ。岩崎諒太×葉山翔太『ヒプノシスマイク』新リーダー対談

 

四十物十四ソロ曲「月光陰 -Moonlight Shadow-」

高笑いからの厨二自己紹介で始まったので、色物枠かと思いきや、十四くんの辛い過去と、そこからの立ち上がりと覚悟を歌った良曲でした。

 

何の冗談? 抱え込んだ疑問
いきなり邪魔モン 笑えない
理由もなく始まった陰湿な Bullying
惨めな日々の Routine

※「月光陰 -Moonlight Shadow-」より

 

ドラマ・トラックでも度々フラッシュバックが起きていましたが、中学の頃、十四は過酷ないじめ(=Bullying)を受けていました。外見の気になるお年頃に、鏡を見る回数がただ人より多いってだけで「ナルシスト」扱いされ、「キモイ」「お前なんかどこ行っても邪魔者扱いされるだけ」「消えちまえよ」と、存在を否定するような暴言まで吐かれていた。

 

幸い天国獄との出会いがあり、彼が弁護人となっていじめ問題からは離れられたけど。その時に受けた心の傷が今でも癒えず、ドラマ・トラックで獄が分析していたように、僅かにストレスを感じただけでもすぐ泣き出すようになってしまった。だから彼の「泣き虫」は、生来の性格も多少は影響はしているかもしれないけど、恐らく後天的なものなんですよね。

 

戻れない やり直せない
立ち止まれない 前に進むしかない
Crybaby から変化する為に
〔中略〕
恐れない まだ倒れない
揺るがない 心はまだ死んじゃいない

※「月光陰 -Moonlight Shadow-」より

 

ドラマ・トラックでは、十四の泣き癖を矯正するために、獄の知り合いの住職の寺に預けて彼を修行させよう、となり、そこで住職の息子の空却と十四が出会うわけですが。

「Bad Ass Temple」を貫いている信条「不退転」を最も分かりやすく体現しているのが、この四十物十四というキャラクターだと思います。

※不退転=信念を持ち、何事にも屈しないこと。(もとは仏教用語)

空却の言う通り、トラウマの克服から逃げ出して泣き虫のままでいる道も、あるにはあった。けど、十四は「逃げたい」「怖い」という自分の弱さに屈することなく、むしろ弱い自分を卒業したくて、修行の道を選んだ。

彼の座右の銘は「何があっても、何があっても、何があっても屈するな」ですしね(公式サイト)。英訳文は本曲のサビにも使用されています。

 

余談ですが、十四のMCネーム「14th Moon」って、歌詞にある通り「宵待月」(十五夜=満月の前日)なんですよね。映画「千年女優」の登場人物の台詞で「満月は次の日から欠けてしまうけど、十四日目の月にはまだ明日がある。明日という”希望”が…」とあって印象に残ってるんですけど。そう! 十四日目の月は、発展途上、つまり未完成なんです。成長途上で伸びしろという希望がある十四くんにピッタリなMCネームだなーと思いました。

 

さて、獄に背中を押され、空却と修行できたことで、十四も自分のアイデンティティに自信を持てるようになったのでしょうね。

 

磨く容姿 通う美容室
異質な目で見る者達には直筆サインをプレゼント さぁどうぞ
「我の世界に取り込んでやろうぞ」
台詞が厨二? 意見ご自由に

※「月光陰 -Moonlight Shadow-」より

 

優れた容姿と確固たる世界観。それさえ持たない奴らのディスりに耳を貸すことはない。そいつらの言葉に傷つく必要もない。

ラップって、己の気持ちとか態度を明確に言語化する行為でもあるから、まずは自分自身を見つめて「自分はこう思う、こうしたい」ってのをはっきりさせないといけないんですよね。自分のことさえよく分かっていない人間には難しいと思う。

十四くんが、過去の傷やその時の自分自身の正直な気持ちと向き合うことが出来て、こうして正真正銘の「ナルシスト」になれて、良かったと思いました。私はナルシスト、素晴らしいと思います。自分のこと嫌いより、好きな方が絶対いいから。

あと、アマンダへの並々ならぬ愛を感じました(笑)

 

天国獄ソロ曲「One and Two, and Low」

ドラマ・トラックで、これでもかってくらい、獄のこだわりが明らかにされていましたね。

  • 好きなもの:アイラウイスキー。金。
  • 我慢ならないもの①:不味いコーヒー。負けること。(だから獄は、勝てる見込みのない依頼はハナから請け負わない。人呼んで「無敗の弁護士」
  • 我慢ならないもの②:サラダの中に入ってるフルーツ。話を聞かない奴。
  • 我慢ならないもの③:酢豚に入ってるパイナップル。今できることを後回しにする奴。
  • 我慢ならないもの④:赤髪のガキ(=空却)。強制されること。

 

我慢ならないもの、多っ!! めんどくせっ!笑

これらと、「自分の人生は自分で切り拓け」という信条が、たっぷり歌詞に盛り込まれていましたね。

 

能書きならば論破するぞガキ
六法全書はすべて暗記
刑法第二編 三十五章信用及び業務に対する罪でお前を訴訟

※「One and Two, and Low」より

 

銃兎の「しょっ引くぞ!」も問答無用な感じで怖いんだけど、獄のように具体的な罪状を指摘されて脅されるのも、大概怖い。十四は「法律ジョーク☆」と笑うんだろうが。

 

見せろナゴヤディビジョン
俺ら“オワリ”だろ

※「One and Two, and Low」より

 

この「オワリ」って何だろ?と思いました。「Bad Ass Temple」まで出揃って、ここでヒプマイの新ディビジョン代表チームは打ち止めって意味かな、と思ったのですが。

「Bad Ass Temple Funky Sounds」の歌詞をよく見てみると、十四がこんなこと歌ってるやないかい!

 

オワリなき Battle は Battle に非ず
それで満足じゃ 井の中の蛙

※「Bad Ass Temple Funky Sounds」(十四パート)より

 

つまり「Bad Ass Temple」なきディビジョン・バトルはバトルにあらずってこと? 曲とキャラを跨いでの煽りなの??

えー、仲良しやん……。かわえーのう……。

 

【2019/11/28】追記:
「オワリ」って「尾張」のことかー!!!笑 歴史音痴すぎて翌日にならんと分かんなかったや。

 

ドラマ・トラック「不退転の心は撃ち砕けない」の感想は、次の記事で!

すと子