【ヒプマイ感想】漫画「side B.B & M.T.C」第12話:特殊スキルが次々判明! 左馬刻チートすぎる…。
こんにちは。実家でA型インフルエンザウイルスが蔓延しています。集団生活の弱点ですね! すと子です。
さて、12月25日に公式からクリスマスプレゼントをいただいて、しばらく虚無に陥っていたので読むの遅れました。講談社刊「月刊少年シリウス」2020年2月号掲載、「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side B.B & M.T.C」12話の感想を書いていきます。

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【ヒプマイ感想】漫画「side B.B & M.T.C」第11話:本選開始! バスブロのパワーワード炸裂。寂雷の「アビリティ」とは?
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いやー、各キャラクターが特殊スキルを保有していることは、ゼロサム版の「side F.P & M」第11話でも示唆されていましたが、今回は特殊スキルのオンパレードで、「え、今なんの漫画読んでるんだっけ……?」状態に陥りました(笑)
でもこれはこれで、ゲーム性に富んでいて面白い。
しかし、バトルCD収録曲の「WAR WAR WAR」は最後まで出てきませんでしたね! 著作権的なアレかな~?(雑)
前回までのあらすじ
H歴3年。武力ではなく言葉が力を持つ時代。第一回ディビジョンバトル決勝トーナメントにまで勝ち進んだのは、元The Dirty Dawg の山田一郎率いる「Buster Bros!!!」、碧棺左馬刻率いる「MAD TRIGGER CREW」、飴村乱数率いる「Fling Posse」、そして神宮寺寂雷率いる「麻天狼」の四チームだった。
一回戦第一試合の組み合わせは、「Buster Bros!!!」対「MAD TRIGGER CREW」。犬猿の仲にある一郎と左馬刻は勿論のこと、二郎・三郎、銃兎・理鶯も、前の晩のバトルの勝敗をはっきりさせようと、激しい闘志を燃やしている。コイントスにより先攻は「Buster Bros!!!」に決まり、二郎が銃兎に、三郎が理鶯に先制攻撃を食らわせて、両チームによるバトルがいよいよ始まった。
一方、彼らのバトルを観覧しているのは、第二試合を控えた「Fling Posse」、「麻天狼」の面々。そして内閣総理大臣・東方天乙統女から招待されたという、かつて一郎や左馬刻とチームを組んでいた波羅夷空却、白膠木簓、さらには乙統女と密談を交わす謎の詐欺師・天谷奴零も、両者の闘いに注目していた。
各キャラの特殊スキル一覧
いやもう今回、初耳学の嵐。登場順にまとめていきます。
碧棺左馬刻のスキル
- 相手から攻撃を受ける度に、自分の攻撃力が増していく
- 相手からの攻撃が糧となるので、他メンバーと比べて、自身の必殺技を出し惜しみする必要がない
いやもうチートじゃないですか。
なんか HUNTER×HUNTER にもいたな、こういうキャラ。

このスキルの強みは、味方に差し向けられた攻撃も自身が食らいさえすれば、それを次ターンでの攻撃の糧にできることですね。もっとも、その戦略を可能とするのは、味方の代わりに敵の攻撃を受けても倒れないでいられる、左馬刻の卓越した強さですが。
こいつ一体どうやって倒せばいいの?と問いたくなるレベルのチートっぷりですが、傷つけられた分だけ力を増すっていうのがそのまま左馬刻の過酷な生い立ちを表しているようでいて、ちょっとつらい。
山田二郎のスキル
- 二人相手にダメージを与えられるほどの超強力な単発攻撃
- 強力なスキルであるがゆえに、一度使うとしばらくは使えない
二郎のスキルはドラマ・トラック「Louder Than A Bomb」で銃兎が評していたように、典型的なパワー型ですね。
左馬刻や山田一郎と同じ、パワーで押し切るタイプのようですね
※ドラマ・トラック「Louder Than A Bomb」より
ただ発展途上のスキルなのか、「一度使えばしばらく使えない」という致命的な欠点があります。加えて二郎の煽り耐性のなさすぐ熱くなってしまう性格もあり、使いどころをよく考えないと、勿体ないことになってしまう。
あと、必殺以外のタイミングで左馬刻に使ったらダメなスキル。
毒島メイソン理鶯のスキル
- 味方の(多分自分も)防御力を一時的に高めることができる
- 自ターンは防御で消化してしまい、次は相手のターンになる(防御→攻撃という連携は不可能)
二郎の強力スキルで弱った銃兎を守るところ、カッコよかったですね。
しかし、一番攻撃(物理)的なヒプノシススピーカーを背負っている男が、まさかの防御スキルとは! スキルと個人の資質って関係しているんでしょうか? 理鶯優しいし……。
入間銃兎のスキル
- 特定の敵を、1ターンだけ強制的に拘束することができる
- 自ターンは拘束で消化してしまい、次は相手のターンになる(拘束→攻撃という連携は不可能)
こういう人生ゲームみたいなスキル好き(笑)
このスキルは敵の攻撃パターンを絞ることができるので、本編通りに左馬刻のスキルと連携させると強いですね。
- 次のターンに攻撃してほしくない敵(一番強力な敵。今回は一郎)を、銃兎のスキルで拘束する
- 一番強力なメンバーを欠いた敵チームは、残りの二人で攻撃せざるを得ない。敵二人のいずれか、あるいは両方から攻撃がくる
- その攻撃を、左馬刻が「食らう」
- 攻撃力が増強した左馬刻が、敵二人に攻撃を返す
この戦略は対「麻天狼」戦でも通用しそう。銃兎のスキルで寂雷を拘束し、一二三・独歩の攻撃を左馬刻が食らう→お返しする。
もっとも、左馬刻の攻撃で一二三・独歩が倒れなかった場合は、寂雷の治癒スキルにより復活してしまうわけですが。
山田三郎のスキル
- 相手のリリックの一部を自分のものにしてリリックを返すことで、相手の攻撃を無効化できる(「到底」→「東低」)
- しかも、自ターンでなく相手ターンでスキル発動が可能(自ターンを消費しない)
- 出し惜しみしていることから、恐らくここぞという時にしか使えない必殺技
いや無効化って……パイプオルガンを背景に、神々しいわ……。さすが神童。
敵のリリックの一部が、三郎を通すことで攻撃力を失うってとこがいいですね。争いの意味まで全て無化してしまうレベルの無垢さを感じる。
10万年前から全部解ってたんだ
争っても目減りするだけのシーソーはナンセンスさ※「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-」より
もっとも、このバトルを通してあの「レクイエム」に至ったわけですが(笑)
山田一郎のスキル
- 相手の攻撃の威力を倍化して跳ね返すことができる
- 使いどころを見極めているため、恐らく何度もは使えない技
これは寂雷の分析していた通り、左馬刻にとっては自身のスキルと極めて相性が悪いですね。強化し続けた左馬刻の「ここ一番」という攻撃にさえ耐えることができれば、一郎はその攻撃を倍化して、反撃に打って出ることができる。その威力は、相手三人を同時に場外に叩き出すことができるレベル。
左馬刻の攻撃→三郎による無効化→一郎の倍化攻撃という戦法は最適だと思います。
というか、左馬刻のスキルを目の当たりにした二郎・三郎の反応を見るに、恐らく前情報は与えられていなかったはず。それなのに、即興でよくここまで適切な連携がとれたもんです。
もっとも、左馬刻相手にこの倍化攻撃は諸刃の剣。本編では銃兎・理鶯は倒せましたが、耐えきってみせた左馬刻は一郎の必殺技を糧にし、自ターンで一郎を追い詰めます。結果はご存知、「MAD TRIGGER CREW」の勝利。
打たれても打たれても倒れない左馬刻の方が、一郎よりも完全に上手でしたね。
感想まとめ
「言葉が武器ってなんだろう?」と思わなくもないですが、特殊スキル、面白いですね。アニメ向けだなこれ。
ゴリッゴリのビートに乗せた左馬刻の攻撃の直後、空気全体を洗い清めるような神聖なクラシックと共に三郎の無効化リリックが流れてきたら、もう堪らん。
過去編(エッジ版)では思いっきり「左馬刻さん」呼びなのに、こっちでは呼び捨てにしてたんかい!など、ツッコミたいところもありましたが、、対「麻天狼」戦で M.T.C がスキルをどう駆使するのか、楽しみです。
すと子
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