【感想・ネタバレ】新感線☆RS『メタルマクベス』disc3(2018)を観てきた!
こんにちは。高所恐怖症のため、都営大江戸線と永田町駅のエスカレーターが嫌いです。すと子です。
ここ1年半ほど追いかけている若手俳優・高杉真宙くん目当てに、行ってきました! 初・新感線!
シェイクスピアの名作悲劇に、クドカンが大胆なアレンジを加えた『メタルマクベス』disc3(公式サイト)。

観劇の経験があまりないので、色々刺激的で楽しかったです。やっぱりテレビや映画で役者さんの演技を観るのと、同じ空間で客席から俯瞰して観る(カットがないので、観客が視線を色んなところに遣れる)のとでは、全然違いますね。
特にこの舞台の会場の、IHIステージアラウンド東京(公式サイト)。巨大な円形の客席を360度グルリと囲む形で舞台があって、客席が回転することで場面転換がなされたり、あるいは音響・照明・役者の動きを効果的に演出したりと、非常に画期的な劇場だったので、ちょっとアトラクションっぽい感じもあって楽しめました。

私が観劇にあまり行かないのは、チケットがお高いという理由も大きいのですが、二階席、三階席からだと鑑賞できないから、というのもあります。子供の頃から高所恐怖症で、年を重ねるにつれひどくなっていっているので、一階席じゃないと体調が悪くなってしまう。だけど一階席の料金は大抵お高い。
以前、知人からいただいたチケット(三階席)でバレエを観に行ったのですが、動悸めまい吐き気など諸症状に見舞われたため、プラス料金を払って一階のS席の当日券を購入した、という経験もあります(笑)
しかし本劇場では、ちょうど中ほどの席だったのですが、全く恐怖を感じずに観られることができました。最後列までいくと分かりませんが、高所恐怖症の人間にも優しい劇場だと思いました。
さて、劇場の話はこれくらいで!
まずざっくりした感想を書いて、次にちょっとネタバレの入った感想を書きます~。
その前に……
1分で分かる原作『マクベス』
実在のスコットランド王マクベス(在位:1040~1057年)がモデル。勇敢だが小心者な将軍マクベスは、魔女から「貴方はやがて王になる」という予言を受ける。マクベスは妻と謀り王を殺害、王子に罪をなすりつけ、自らが王位に就く。
しかし聡明な王を殺した罪悪感に蝕まれていき、さらに「貴方の子孫が王になる」という予言を受けた親友バンクォーも暗殺する。マクベスによる殺戮は、国外に逃亡した王子に味方する貴族・マクダフの身内にまで及び、彼は悪逆非道の暴君と化す。
罪悪感と恐怖と猜疑心とで人格が変わってしまったマクベスを倒すべく、王子を中心に侵略軍が攻め入る。「女の股から生み落とされた者にマクベスは倒せない」「大森林が攻めてこない限りはマクベスは倒れない」という魔女の予言を受け、自身の勝利を信じていたマクベス。しかし、木の枝で偽装した侵略軍がスコットランドに攻め込み、とうとうマクダフの手によってマクベスは殺された。マクダフは帝王切開で生まれた男だった。そして、スコットランドの王座は正当な王位継承者のものとなった。
作品情報・概要
作品情報
- 作:宮藤官九郎
- 演出:いのうえひでのり
- 音楽:岡崎 司
- 振付&ステージング:川崎悦子
- 原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版
- 出演:浦井健治/長澤まさみ/高杉真宙/柳下大/峯村リエ/粟根まこと/右近健一/橋本じゅん/ラサール石井
概要
時は2218年。舞台は戦争によって荒廃した、(未来なのに世紀末感が凄まじい)かつて日本という国があったところ。
新興勢力のESP国が誇る無敵の将軍・ランダムスター(浦井健治)とその同僚エクスプローラー(橋本じゅん)は、対立する他国で目覚しい活躍を見せては、ESP国王・レスポール(ラサール石井)を喜ばせていた。
味方陣営に戻る途中、ランダムスターとエクスプローラーは、右近(右近健一)を始めとする三人の魔女に出会う。魔女たちはランダムスターを「マクベス」と呼び、「マホガニーの領主。王になるお方」と告げ、一枚のCDを渡した。それは、かつて日本で空前のヘビメタブームが巻き起こった1980年代に活躍したバンド「メタルマクベス」のアルバム。しかもジャケット写真には、ランダムスター、エクスプローラー、そしてレスポール王の側近・グレコ(柳下大)に瓜二つな男たちが写っていた。
レスポール陣営では、マホガニーの新領主にランダムスターを任命することが評議で決定された。その伝令を聞き、予言が的中したことに驚いたランダムスター。しかし王位継承者に指名されたのは、まだ若い王子・レスポールJr.(高杉真宙)であった。自身が「王になる」という予言の成就にも期待していたランダムスターは動揺する。
その頃メイプル城では、伝令によって届けられた「メタルマクベス」のアルバムを、ランダムスター夫人(長澤まさみ)が聴いていた。帰宅したランダムスターに、王になるための最短経路=王の暗殺を迫る夫人。自分がしでかそうとしている事の大きさに怯えながらも、ランダムスターはとうとう腹を決める。そしてマホガニー領主就任の祝いの宴の晩、夫人がこっそり持ち出してきたレスポールJr. の短剣を凶器に、城に泊まったレスポール王を暗殺する。それがランダムスターの、罪と狂気に満ちた生き地獄の始まりだった……。
ざっくりした感想
行きの電車の中、Wikipediaで『マクベス』のあらすじを軽く復習しておいたのですが、正解でした(笑)観劇、それも怒涛の展開のミュージカルに慣れていないので、誰に注目すればいいのか、どういう人間関係なのかという把握に役立ちました。そもそもみんな、原作と名前ちがうし!
最初は、臓腑の奥まで抉らんばかりの音響のボリュームにビビりましたが、それも徐々に慣れていき。
浦井健治の最初のソロソング、「きれいは汚い、ただしオレ以外」でテンション上がりました。
このMVみたいにクルクル回ってはいなくて(というかこれ筋力すごいですね)。バンドのボーカルみたいな感じで、めちゃくちゃかっこ良く歌ってました。
これ、過剰とも言えるランダムスターの自信を歌い上げているかのように見えて、歌詞に「俺は俺さえ裏切る」「俺は俺すら欺く」とあるので、自身の器を度外視して行う大事の存在を仄めかしていて、ランダムスター(=マクベス)の危うい未来を暗示しているんですよね。
そして順序が前後するのですが(原作通り、冒頭は三人の魔女)、魔女の強烈さ……! ひとりおっさんいるやん!笑
最近メンバーが三人から二人になっちゃった、某メタルバンドをパロってるし(笑)
エクスプローラーを演じていた橋本じゅんさん。映画やドラマでお見かけして、その度に気になって名前を調べてしまう俳優さんなんですが。めちゃくちゃ良かったです、モヒカンでバイク乗り回している姿! とにかく陽気で、思ったことは何でも口から出てしまう、元気すぎるおっさんなのですが。原作でいうと、マクベスの同僚・バンクォーの役どころなので。
前半はランダムスターとあんなに仲良くバイクを乗り回していたのに、後半では親友の放った刺客に息子共々襲われて(息子は辛うじて生き延びた)可哀想でした。後ほど、ランダムスター(というか、彼の幻覚の中のマクベス浦井。詳細は「ネタバレ込みの感想」にて!)の目の前に亡霊として現れては、彼を苦しめるのですが。
そしてランダムスター夫人を演じる長澤まさみの良さね! 映画「SING/シング」の吹き替え版で一度その歌声を聴いて、あまりの上手さにびっくりした記憶があるのですが、その歌唱力にさらに磨きがかかってました。黒のボンテージ風の衣裳も相まって、妖艶さが凄まじい。
戦では勇猛果敢な将軍のランダムスターも、城(自宅)では夫人に「ランディ」と呼ばれて可愛がられ、戦を頑張ったご褒美にと夫人に甘えさせてもらう、そういう力関係です。愛妻家、かつ恐妻家なランダムスター。夫人も、ランダムスターが少しでも日和った態度を見せれば急に悪女の本性を剥き出しにしたりと、優しさと恐ろしさの演技のメリハリ、夫人としての感情とその表出の躍動感が、とても良かったです。
原作のマクベス夫人は夫に王の暗殺をたきつける悪女なのですが、使う言葉がいちいち怖ろしいんですよね。今手元に福田恒存訳の『マクベス』しかないのですが、王を殺そうか未だに悩んでいる優柔不断なマクベスに向かって、夫人はこう言い放ちます。
私は子供に乳を飲ませたことがある、自分の乳を吸われるいとおしさは知っています――でも、その気になれば、笑みかけてくるその子の柔らかな歯ぐきから乳首を引ったくり、脳みそを抉りだしても見せましょう、さっきのあなたのように、一旦こうと誓ったからには。
※シェイクスピア『マクベス』(福田恒存訳、新潮文庫)より引用
もはや人間の所業とは思えない行為を例えに使えてしまうほどの悪女です。
結局マクベス夫人も、王を暗殺した晩に自身の手が王の血で穢れた、その悪夢に苛まれ続け、精神を病んでしまい、最期には自ら命を絶ってしまうのですが。
その原作に比べると、長澤まさみ演じるランダムスター夫人は、確かに悪い欲望に素直っちゃ素直なのですが、等身大の人物でした。ただ、抱いてしまった野望の大きさと、実際の自分の卑小さとを見誤ってしまっただけの、愚かな人間でした。だから、原作を読んだときに感じた「あれほど勇ましく冷血な女が、人を殺したという事実にここまで苛まれるだろうか?」という疑問を抱くことなく、徐々に精神を病んでいく姿を、そりゃそうなるよな、と納得しながら見ていくことができました。
私は「メタルマクベス」disc1、disc2を観ていないのですが、演出担当のいのうえひでのり氏が、舞台パンフレットでこう述べていました。
disc1の橋本さとし+濱田めぐみ演じるランダムスター(マクベス)夫妻を“追い詰められた熟年カップルの最後の危険な賭け”とするならば、disc2の尾上松也+大原櫻子夫妻は“身の程知らずのヤングバカップルの明日なき暴走”。そしてこのdisc3の浦井健治+長澤まさみ夫妻は“魔が差した小市民カップルの自分探しの逃避行”といったところでしょうか。
※舞台パンフレットより引用(太字:引用者)
言い得て妙!
そう、小市民なんですよね。分不相応な野望に手を伸ばす。そして、それを無理やり実現させてしまった後の報いの大きさに、人一倍怯え、苦しむ。なぜなら根っからの小市民だから。
浦井健治と長澤まさみの狂い方、病み方。すごくリアルでした。
ただ、disc1の“追い詰められた熟年カップルの最後の危険な賭け”も気になるな(笑)
そーしーてー、真宙くんですよ!
やー、可愛かったです。そして相変わらず華奢でした。年明けに何かの記事で、「今年の目標は10キロ増量!」と言っていたのを見た覚えがあるのですが(5キロに訂正していたかな?)、あれは確実に目標達成できていないだろうな、と思いました! 何せ、“あまりにハードで出演者が軒並み、痩せるメタルマクベス(YMM)”(舞台パンフレットより。宮藤官九郎氏の言)ですからね! 役者のみなさん、歌にダンスだけでなく、殺陣のシーンもあるので、もう動きまくりだから。そりゃあ痩せますよね。
真宙くん演じるレスポールJr. は、最初は頼りない軟派な若者といった感じでした。しかし、父親を殺され無実の罪を着せられて、国外に逃亡してからは、徐々に精神的に成長していき、侵略軍を束ねて、最後には対ランダムスター戦にて重要な役目を果たす人物です。
真宙くんはもともと歌に対して苦手意識があるんですよ。それが、2014年には「仮面ライダー鎧武」で演じた呉島光実のキャラソンを頑張って歌って、そして今回は歌の基礎の基礎からみっちり指導してもらい、ミュージカルの舞台でソロソングまで披露して……。
応援している役者さんが頑張っている姿を見てると、なんかもう、胸がいっぱいになりますね。
「鎧武」と言えば、仮面ライダーブラーボ役を演じていた吉田メタルさんが本作に伝令役として出演されていて、なんか感慨深くなりました。
あと、柳下大さんの演じていたグレコが良かったです。本作ではレスポールJr. の家庭教師ということで、彼に忠実な側近です。グレコは原作『マクベス』のマクダフの役どころで、つまり国外に逃亡した王子に味方したためにマクベスに妻子を殺され、ラストでその仇を討つという人物です。
誠実な熱血漢キャラで、好感が持てました。Jr. との再会を純粋に喜んだり、殺された妻子の遺体を前にして慟哭し、ランダムスターへの復讐を誓ったり。その時その時の感情の臨界を、分かりやすく体現しているキャラでした。
ネタバレ込みの感想
「メタルマクベス」ってそういう意味か!
概要にも書いたのですが、ランダムスターが三人の魔女から最初の予言を受けた際に、1980年代のバンド「メタルマクベス」のアルバムを渡されます。そしてそのジャケット写真に写っているバンドメンバーは、ランダムスター自身と同僚のエクスプローラー、王の側近・グレコに瓜二つ。
この作品、世紀末感漂う2218年(現在)と、「メタルマクベス」というバンドが実際に活動していた1981年(過去)とが、交互に現れるんですね。
2218年(現在)では、原作『マクベス』にほぼ忠実な形で物語が進んでいきます。これまで述べてきたように、ランダムスターがレスポール王を殺害して王位に就き、親友エクスプローラーやグレコの妻子まで殺して、徐々に狂気に染まっていき……。
一方で、1981年(過去)では、「メタルマクベス」というバンドのボーカル兼リーダー・マクベス浦井が抱いた野望とその成就の過程、そしてその末に辿り着いた結末が描かれています。
まず、バンドメンバーは下記の四人。
- ボーカル兼リーダー:マクベス浦井
- ギター兼タンバリン:バンクォー橋本
- ベース:マクダフ柳下
- ドラム:ナンプラー
そう、メンバーの名前は、原作『マクベス』の人物名+役者さんの苗字で構成されています(笑)こういうの面白くて好き!
ちなみに、ナンプラーは原作でも名前が出てこないので、由来が分からない(笑)演じていたのは、2218年(現在)軸でレスポールJr. を匿っていたフェルナンデス国王・パール王役の粟根まことさんです。なんで「ナンプラー粟根」じゃないん?笑
「メタルマクベス」というバンドは、ダンカンミュージックという事務所に所属しています。ダンカンとは原作でマクベスに殺された(裏切られた)王様の名前です。ライブ後、「メタルマクベス」の熱狂的なファン女子=通称「魔女」も参加する打ち上げの席で、事務所の社長・元(ラサール石井)が、「メタルマクベス」の新マネージャーに息子の元きよし(高杉真宙)を就かせる、と宣言します。バンドのイメージを一新させようと、次々に変革を迫るきよしに不満を抱くマクベス浦井。それとは対照的に、身重な妻を支えるためにどんな仕事でもこなすと決め、きよしの言うことを聞くマクダフ柳下。
その打ち上げの場に、ローズ(長澤まさみ)と名乗る女性が現れます。新人発掘を行っている彼女は、バンドの欠点をズケズケと、しかし正確に言い当てまくり、「この事務所でやっていても芽は出ない」と言います。
マクベス浦井は、ローズと組むことを決め、ダンカンミュージックを退所します。
そして、バンドを売れさせるための話題作りとして、ギターのテクニックの無いバンクォー橋本を、メタル派とパンク派の過激な抗争の末の死に見せかけて暗殺。しかし、長年の友を殺したことに対する罪悪感が、打ち上げの席でも彼にバンクォー橋本の幻覚を見せます。
……といった具合に、売れるためにマクベス浦井が行った数々の所業(ローズにそそのかされて行ったダンカンミュージックへの裏切り、親友殺し)が、2218年(現在)軸のランダムスターの行いと完璧に符合するわけですね。
この過去と現在が交錯し、次第に境界線が曖昧になっていきます。2218年(現在)軸でランダムスターがエクスプローラーの亡霊を見た(ことを示す)場面も、実際には、マクベス浦井がバンクォー橋本の亡霊を目にし、驚愕するという場面で代替されていました。この曖昧な感じが、「メタルマクベス」のアルバム=自分の行く末が書かれてある予言書をひたすら聴き続ける、後半のランダムスターの狂気を、現実と幻想とがあやふやになっていく様を、効果的に表現していました。
ちなみにバンド「メタルマクベス」の結末は、マクベス浦井以外のメンバーの脱退と、過労で精神を病んだローズ、そしてヘビメタブームの終焉により、ファンの「魔女」たちの興味もパンク・ロックに移ってしまった、という悲惨なものでした。
それにしても、「メタルマクベス」のアルバムの曲名がいちいち愉快でした!「浪人生の館」とか(笑)
「お前も浪人生にしてやろうか!!!!!」って(笑)
原作との結末の相違
原作との相違点など、結末だけでなく山ほどあるのですが(笑)、あまりにも明確な違いなので一応。
原作だと、帝王切開で産まれたマクダフがマクベスを討ち(名前がややこしいな)、その首をマクダフが持ち帰って、王子であり正当な王位継承者であるマルコムが無事に王位に就きます。
つまり、魔女の最初の予言「バンクォーの子孫は王になる」っていうのは、原作中では成就されないんですよね。
ただ、マクベスという実在の人物をモデルに描かれた悲劇なので、史実は意識されているのだと思います。史実だと、バンクォーの息子フリーアンスはマクベスの放った刺客から一旦は逃げ延び(ここは原作も同じ)、しかし父の死から四年の後に殺害されます。ただ、彼の長男ウォルターが生き残り、その子孫がステュアート朝を開いたらしいです(Wikipediaを参考)。
一方で、「メタルマクベス」では、なんと正当な王位継承者であるレスポールJr. は戦死してしまいます……真宙くん……。
というのも、そもそも原作の後半で魔女がマクベスに授けた二つの予言のうちの一つ「大森林が攻めてこない限りはマクベスは倒れない」が、「空を割る大きな鳥が飛んでくる」(すみません、うろ覚えです……)に変更されていたのです。だから、木々にカムフラージュした兵士たちは出てこない。
そしてこの「空を割る大きな鳥」というのが、雷のことで、グレコがランダムスター相手に苦戦する中、Jr. は自身の短剣と刀を使って、ちょうど空を割らんばかりに鳴っていた大きな雷を恣意的に落とさせ、城全体を爆発させたのでした。
そうして生き残った僅かな人間の中に、戦に参加していた、エクスプローラーの息子・マーシャルがいました。誰かがやらなければならない「王様」という役割を、マーシャルは引き受けたのでした。
予言の回収のために、こういう風に改変したのかな。ひとつの物語としてすっきり終わるし。
それにしても、雷の演出が凄まじかった! 本当、先進的な舞台でした。
まとめ
これを60公演やるってやばいわ……。1幕・2幕合わせて4時間弱あるんですよ。あんな激しい動きと声量が要求される舞台が。
役者さんって凄いですね。
頑張ってほしい気持ちもあるけど、真宙くんがますますやつれないか心配ですわ。
しかし、これはdisc1~3を見比べればより楽しめる感じの作品でしたね。disc1か2も観に行けば良かったな、とちょっと思いました。
すと子