【2018年11月】5記事の雑記ブログがGoogleアドセンス審査に一発合格した話
こんにちは。最近やっとこさ累計PVが100を超え、ブログ界の底辺で舞い踊っています。すと子です。
さて、「2016年頃から合格が難しくなっている」「基準がいまいち分からない」と巷で評判の、Googleアドセンスの審査。
その審査に、5記事の雑記ブログでなぜか一発合格したので、審査に申し込む前に気をつけたこと・当時のブログの状態などを、考察も含めて詳細に書いていきます。

これからGoogleアドセンスの審査に申し込もうと思っている方々のお役に立てたらいいなーと思います。
※本記事のサムネの可愛らしいパソコンのイラストは、「イラストわんパグ」様よりお借りしています。
審査にかかった時間
審査にかかる時間は、色々調べてみたところ、人によって「1日」「2週間」、はたまた「1ヶ月」だったりと、まちまちのようです。
「すとぶろ。」の場合は、およそ1週間(正確には6日と13時間)かかりました。
11月6日の20時頃 | 審査に申し込む |
11月13日の9時頃 | 審査合格のメールがくる |
申請時に「通常は1日足らずで終わります」という文面が出たので、その心積もりでひたすら待っていました(笑)
結果通知のメールが来るまではやきもきしてしまうと思いますが、ゆっくり気長に待ちましょう。ただ、通知が来ていないかの確認だけは定期的に行った方がいいと思います。精神衛生上。
申請時のブログのスペック
11月6日当時の「すとぶろ。」のスペックは、下記の通りでした。
- ブログ開設日:2018年10月26日
- 独自ドメイン+レンタルサーバー使用
- WordPressテーマ:Luxeritas(ルクセリタス)
- SSL化設定済み
- ブログ運営期間:12日
- 平均PV数:5~6PV/日
- 投稿記事数:5本
- ジャンル:雑記(映画などの感想/体験記)
- 記事内の画像:あり
- 記事内の動画:あり
- 記事内の外部リンク:あり
- プロフィール:あり
- プライバシーポリシー:あり(フッター)
- 免責事項:あり(フッター)
- サイトマップ:あり(フッター)
- お問合せページ:あり
- 他の広告サービスの使用:なし
- Google Search Console:使用
- Google アナリティクス:使用
- 審査中の投稿記事数:2本
以下、詳細を説明します。
独自ドメインは必須
Googleアドセンスの審査に申し込むには独自ドメインが必須です。
私は「お名前.com」で独自ドメインを取得し、サーバーは「wpXクラウド」、そしてWordPressを使用しています。
※「はてなブログPro」と迷ったのですが、料金を比較して、WordPressを選びました。
SSL化は必須
Googleは常時SSL化(送信情報のセキュリティ化)を推奨しているとのことなので、審査に申請するサイトはSSL化した方が無難だと思います。
WordPressのテーマは「Luxeritas(ルクセリタス)」を使用
審査に影響を与えたかどうかは定かでないのですが、一応ご紹介を。
「SEO最適化済み」「高速」「構造化データマークアップ」を謳う人気無料テーマ「Luxeritas(ルクセリタス)」を使用しています。
運営期間は重視されない
「すとぶろ。」の運営期間(開設日~アドセンス申請日)は12日間でしたが、無事に審査通過しました。
調べてみると1週間で審査に合格した方もいるようなので、「運営期間が短い」=「コンテンツが不十分」だと見なされるわけではないと思います。
PV数は重視されない
こちらも、調べたところ1日平均PV数が1桁でも審査に合格した方がたくさんいたので、PV数は審査合格の必須条件ではないようです。
コンテンツ(ブログの内容)について
記事数そのものは重視されない
「目安として30記事以上あるのが望ましい」という定説を、色んなサイトで見かけました。というのも、ある程度の記事数がないと、「コンテンツが不十分」という理由で審査不合格になるらしく。
しかし「すとぶろ。」は5記事で合格したので、記事数そのものは重視されないようです。
むしろ1記事における内容の充実度が重視されているのでは、と思いました。
記事数が足りなければ、文字数で補える
記事数は5本と少ないですが、1記事当たりの平均文字数は5123字でした(最多:6387字、最少:3594字)。
これは私の、長々と文章を書いてしまう癖によるところも大きいですが……。
しかし、その記事で伝えたいことを私なりに精魂込めて言語化したものなので、冗長で無意味な文字の羅列ではないという自負はあります。
とはいえ、この忙しい現代において、長文記事は読む人を選ぶかと思います。ネット記事は2000字くらいがちょうどいい、とよく聞きますし。
「すとぶろ。」が記事内容の総文字数25,613字で審査に合格したので、1記事の平均文字数が2000字ほどのブログの場合は、13記事。これくらいあれば、文字数の基準は満たせるのではないかなと思います。
ただ、言うまでもないことですが、文字数はコンテンツの充実度を測るための一側面にすぎません。その記事で伝えたいことを本気で書く。少数精鋭のコンテンツで審査に臨むのなら、そういった気概が大切だと思います。
実用的じゃなくてもオリジナリティを意識した記事ならOK
はたして雑記ブログが審査に通るのか? 記事数の少なさと並んで、申請時の最大の懸案事項でした。
「すとぶろ。」は、私の趣味と興味を書き綴っているブログです。申請時の5記事の内容は、美術展の感想記事1本、映画感想記事3本、食レポ記事1本。ハウツー・お役立ち系の記事(実用的な記事)は皆無でした。
ここで悩むのが、「Googleが広告表示を認めてくれるようなサイトって何よ?」ということです。それは、誰かに必要とされるサイト。ためになるサイト。
じゃあ「誰かに必要とされる」「ためになる」ってなんやねん……とグルグル考えた結果、
「結局、言葉なんて自分の頭から捻り出すものだし、持ってない・興味のない情報は書けないわ! ハハッ」
という至極当然な結論に到りました。
よって、開き直って雑記ブログしか書けない自分を全肯定し、審査に申し込みました。
しかし、確かに「実用的でない」感想記事・体験記事ですが、自分が感じたことを自分の言葉で素直に書く、という信念で書いています。加えて、美術展だったり映画だったりをより深く理解するために調べた知識・情報も、余さず書いています。
こういった点が、「オリジナリティのあるコンテンツ」として認められたのかな、なんて思います。そう思いたい。
記事内の画像はOK
フリー素材、自分で撮影した写真、他サイトから引用した画像を貼っていましたが、問題なかったようです。
もちろん、引用画像・引用文にはきちんと引用元を記載しています。著作権に関しては、アドセンスのサイト運営者向けの「プログラムポリシー」に項目があるので、一度確認しておくことをオススメします。
記事内の動画はOK
映画の感想記事にYouTubeの予告動画を貼っていましたが、問題なかったです。
外部リンクはOK
こちらも貼っていましたが、問題なかったです。
具体的には、美術展の専用サイトや映画公式サイト、Wikipediaページへのリンクを貼っていました。
アドセンスのコンテンツポリシーを遵守する(ただ、ボーダーラインは不明)
当然と言えば当然なのですが、「こういう内容のサイトには広告掲載を許可しないよ」といったルールを、アドセンス側は設けています。「コンテンツポリシー」というやつです。
こちらもアドセンスの「プログラムポリシー」内に含まれています。その中の禁止コンテンツを抜粋すると、
アダルト コンテンツ
家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
危険または中傷的なコンテンツ
危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
アルコールに関連するコンテンツ
タバコに関連するコンテンツ
ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ
ヘルスケアに関連するコンテンツ
ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
報酬プログラムを提供するページ
不適切な表示に関連するコンテンツ
衝撃的なコンテンツ
武器および兵器に関連するコンテンツ
不正行為を助長するコンテンツ
違法なコンテンツ
「すとぶろ。」に関しては、「娼年」という映画の感想記事が唯一「アダルト コンテンツ」として見なされるか否かが心配でした。が、この程度であれば問題ないようです。たぶん。
「アダルト コンテンツ」に関するアドセンス側の説明を掲載しておきます。
サイトのコンテンツがアダルト コンテンツに該当するかどうかの判断に迷う場合は、そのコンテンツを子どもに見せても問題がないかどうか、職場の同僚の前で閲覧しても恥ずかしくないかといった基準を目安にしてください。これらに該当する場合、そのコンテンツに広告コードを設定するのはお控えください。
調べてみると、裸でなくても肌の露出の多い人物画像(下着・水着姿など/性別問わず)はアウトらしいです。
つまり、一目で刺激が伝わる画像はNG、対してテキストはそこそこ許容される、ということなのでしょうか。いまいち確信が持てず、申し訳ないのですが。
もっとも、危ない橋は渡らないに限ります!
コンテンツ以外のページについて
プロフィールページはあった方がいい
アドセンス審査合格者のサイトを色々見て回ったところ、プロフィールページを作って臨んだ方が多かったので、「すとぶろ。」でも作りました。ヘッダーのグローバルメニューから飛べます。また、サイドバーにも簡単な自己紹介を載せています。
ブログを読んでくれる人に対して、運営者がどういう人間なのかという情報を全く提供しないのと、少しでもするのとでは、親近感や信頼度が変わってくると思います。
プライバシーポリシーは必須
いわゆる、そのブログにおける「個人情報の保護についての方針」を定めたページは必須です。
「すとぶろ。」の「プライバシーポリシー」では、ざっくり言うと、
- お問合せの際に取得される個人情報
- Cookieによって取得される個人情報
これらの取扱い・利用目的・管理について記載しています。
そして「Cookieによって取得される個人情報」を使用するサービス、
- アクセス解析ツール(Google アナリティクス)
- Amazon アソシエイト・プログラム
- 第三者配信の広告サービス(Google AdSenseなど)
これらを利用していることを明記しています。これは、アドセンスの「コンテンツポリシー」で「必須コンテンツ」として記載の義務が定められているからです。
プライバシー ポリシーには次の情報を記載する必要があります。
- Google などの第三者配信事業者が Cookie を使用して、ユーザーがそのウェブサイトや他のウェブサイトに過去にアクセスした際の情報に基づいて広告を配信すること。
- Google が広告 Cookie を使用することにより、ユーザーがそのサイトや他のサイトにアクセスした際の情報に基づいて、Google やそのパートナーが適切な広告をユーザーに表示できること。
- ユーザーは、広告設定でパーソナライズ広告を無効にできること(または、www.aboutads.info にアクセスすれば、パーソナライズ広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にできること)。
ざっくりまとめると、
- アドセンスの広告配信にサイト訪問者のCookieを使用することを示す
- サイト訪問者はCookieを無効にできる旨とその方法を示す
この義務が、サイト運営者にはあるみたいです。
こちらの記事がとても参考になるので、是非読んでみてください。「すとぶろ。」の「プライバシーポリシー」は、ほとんどこの記事にある雛形のコピペです(笑)
なお、「アドセンス審査に合格していない段階で、『アドセンスを利用している』と書く、だと……?」という疑問が頭を過ぎることと思いますが、アドセンスの審査は、
- 審査に申し込む
- 広告コードが発行される
- そのコードをサイトの <head> 内に貼る
- 審査結果を待つ
- 審査に合格したら、無事広告が表示されるようになる
という流れなので、4. の段階で上記の「必須コンテンツ」の義務を果たしていないと、アドセンス側は広告を表示してくれない=審査に不合格、となります。
ですのでその疑問は脳内のゴミ箱フォルダに移しといて、プライバシーポリシーのページを設置しましょう。設置場所は、フッターが一般的かと思います。
免責事項はあった方がいい
こちらは、なくてもアドセンス審査に影響は出ないと思います。
しかし今後ブログを運営していくなら重要かなーと思って、作りました。サイトの免責・著作権について明記しています。設置場所はフッターです。
こちらの記事を参考に(というかほぼコピペ)しました。本当にこのサイト様にはお世話になりました……!
サイトマップはあった方がいい
これは必ずしも必須というわけではなさそうですが、SEO対策でどうせ後々必要になりそうだったので、作っておきました。
記事を投稿する度にサイトマップが長くなっていくので、ちょっとした感慨も感じられます(笑)
お問合せページは必須
調べると色んなサイトで「審査合格には必要だ」と言われていました。何より、運営しているサイトに何か問題がある場合、訪問者がそれを教えてくれる・訴えてくれるための手段は、運営者の方で用意しておくべきです。
ただ、連絡をとれる手段をフォームにすべきか、単にメールアドレスを記載するだけでいいのかに関しては、何とも言えません。私は「Contact Form 7」というプラグインでフォームを作成しました。
また、訪問者と連絡をとる際には、訪問者の個人情報をこちらが取得することになるため、訪問者に対して「プライバシーポリシー」を一読してもらうよう、お問合せページにて注意書きを記載してください。
その他
他の広告サービスの使用
「すとぶろ。」は申請当時、アフィリエイトなど他の広告サービスを使っていなかったので、何とも言えません。
ただ、調べてみるとAmazonと楽天のアフィリエイトを貼ったブログで審査に合格した、という方もいたので、問題ないんじゃないかな、と思います。
危ない橋は渡りたくない! という方は、アフィリエイトを利用する前に、あるいは既存のアフィリエイト広告を一旦外してから、申請するのが良いかと思います。
Google Search Consoleの使用
Google Search Console(Google検索結果での自サイトの表示回数や、クリック数、検索ワードを調べることができるサービス)は導入していました。まっっったく使いこなせていませんが。
Google アナリティクスの使用
こちらも導入していました。サイト訪問後のユーザーの動きや情報を見ることができます。
アナリティクスは「プライバシーの開示に関するポリシー」を設けています。
サイトやアプリで Google アナリティクスを使用する際は、Google アナリティクスを使用していることに加え、Google アナリティクスでデータが収集、処理される仕組みについて開示する必要があります。
※アナリティクス「プライバシーの開示に関するポリシー」より引用
よって、「すとぶろ。」の「プライバシーポリシー」に下記を明記しています。
- Google アナリティクスを使用していること
- アナリティクスは、情報収集のためにCookieを使用していること
アドセンスではないですが、アナリティクスを使用している人は注意が必要です。
審査中の記事の投稿
申請から通知までの1週間で、私は2本の記事を投稿しました。ただでさえ記事数が少なかったため、ブログを定期的に更新する意志があるよー! というメッセージを審査チームに伝えたかったからです(笑)
結果的に合格できたので、審査に自信がない方は、更なるコンテンツの充実を図る意味も込めて、審査中に1本でも記事を投稿した方が良いかもしれません。ただ、1日で合格した方もいらっしゃるようなので、必須条件ではありません。
まとめ~審査合格に必要なもの~
以上をまとめると、アドセンス審査合格に絶対に必要なものは、下記の通りです。
- 独自ドメイン
- サイトのSSL化
- オリジナリティのある、充実したコンテンツ(「すとぶろ。」の場合は総計26,000文字の記事たち)
- アドセンスの「コンテンツポリシー」の遵守
- アドセンスの「必須コンテンツ」を明記したプライバシーポリシーの設置
- お問合せページの設置
- 【11月20日追記】申請後に発行された広告コードをサイトの <head> 内に貼り付ける作業
一つの例として、参考にしていただければ。
ちなみに現時点でのアドセンスの収益、34円! やったー! チロルチョコを買ってもお釣りがくるぜ!
すと子